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ひさびさ② [NYMS]

そうそう、姫モードにして下さった方々。

デザイナーの三木氏。
常にビデオカメラを持参してらっしゃった。
重いだろうに…。
バッテリーもかさばるだろうに…。

「一生、職人でありたい」と
おっしゃってたのが心に残った。

とてもノーブルな奥様との会話が一度聞いて見たいわ、なんちゃって。
「息子に見せてやろう」とカメラを廻す姿は
しっかりパパでした。でもでも全然若い。


かなり違うけど…写真家の山谷氏。

にっこり笑うとめちゃくちゃかわいい。
同い年とは思えない落ち着き。
奥様がまたまたキュートでした。

日本で個展されるときは
是非是非行きたいな~~。

ほんとにすてきな時間を
ありがとうございました♪


ひさびさ① [NYMS]

帰りの機内でもコーフンしていたのだろう。
絵(!?)まで描いちゃったので
UPしときます。

大きな帽子でちょこんと椅子に座っていた
おばあちゃん。全身赤・全て赤。
週に一度正装して教会に来るんだね…。

昔は堂々と真っ赤なドレス着こなしてたんだろうけど
ちっちゃくなっちゃって、まるで
服に着られてるかんじ。でもとってもキュートだった。


五日目~六日目。 [NYMS]

月曜日の朝7時。出社するビジネスマンに混じって
ノー天気なカッコでサイゴの土産探しへ。

Jack's99セントストア(なんてのがあるのよ~)に
行ってから土産は探せ、という情報から考えると
最終日に行くのはどうよ?とも思ったが
興味もあるし、朝7時からやってるもんね~というわけで
てくてく図書館に向って歩く。

途中、ブライアントパークを斜め横断。
昨日ミュージカル好きな女の子から聞いていた&ニュースにも
なっていた「ブロードウェイ関係者のコンサート」会場になるらしく
芝生の向こうではとってもちゃんとした舞台が設営されていた。

うわ~~、今夜ここでコンサートかあ~。いいなあ。
昔はヤバかったという話だが、緑も多く都会の真ん中に
程よく日陰を作り、お花もちょうど咲き乱れてていいかんじ。

おお、回転木馬がとつぜんある!なんともかわゆい。
ここが今回見つけた「ワタシのNY」。わ~い。

さてさてJack's99セントストア。広い!
しまった、昨日スーパーで雑貨買わなきゃよかった~~~。
日本の100円ショップとはちょっと趣が異なる部分も。
たとえば「コドモの誕生日パーティーグッズ」が充実。
クラッカーやリボン、部屋のディスプレイ用品、
かわいい紙製のお皿、とかとか。
あと、米も売ってた(2種類)
気になったので買ってみる。1キロ以上ある。重い…

そのほかにも「浮世絵柄の飲料」「マニキュア」
「アメ」「紙パックのジュース」などなど
およそお土産らしくないものを購入。
お店は出勤前のOLさんたちでけっこう
ごったがえしていた。ほとんどの食料品あるし
ちょっとしたものは揃うから便利よね~。

荷物が重いので、もいちどブライアント・パークに
行ってしばし休憩。ああ~ホント気持ちいい~~。
か~え~り~た~く~な~~~い。

しかしまだ行かねば。土産が足りぬ。
普通のお土産屋さんはまだ開店する時間じゃないので
セント・パトリック教会を通り、エッサ・ベーグルへ。
ここの「エブリシング」がおいしいとの情報。
買わなくっちゃね~~てくてくてくてく…
相当西にやってくる。遠い~。

きっと老舗なのね、雰囲気のある店内。
ベーグルのみ買う人と、いろいろ挟んでもらう人は
それぞれ別に会計。このほうがお客さんさばけますね。

とっとと奥のベーグルの満載されたカゴ方面へ。
なんだかラーメンのかやくのような色んなものが
まぶされてる(匂いもそれっぽい)ベーグル発見。
「これ、エブリシングっての?」
「いくつほしいの?」
「4つ。いくら?」
「$3」ってことはひとつ75セント??安い!!!
ワタシの前に並んでたサラリーマンのお兄さんは
一個買ってった。男の人の朝ごはんならちょうど1個で充分な
大きさだよな~。紙袋に入れてもらう。きゃ~~~。あったかい!
う~~ん、幸せ~~。
9時半にMoMAの一部のお店が開くと読んだのでまたてくてく
したがこれはガセだった。諦めてホテルに戻りベーグル半分食べる。
この「ラーメンを彷彿とさせる匂い」正体はガーリックだった。
あと、ゴマとケシの実とオニオンが一緒にまぶしてあるのかな、
とにかくこれだけでおいしい。

↑のこりは日本へ。

さて、ホテルに迎えが来るまであと30分。まだお土産が揃わん!
ダッシュでブロードウェイ近辺のお店2件廻る。
一件目はミュージカル関係のグッズを扱ってる店。店のおばちゃんが
ずっと電話していて落ち着かなかったので何も買わず外へ。

↑二件目はフツーのお土産店。N嬢に何か鉄道グッズを…と見ていたが
思わしきものナシ。グランドセントラル駅の絵葉書だけ購入。

ここのお店の人は日本語でバンバン話しかけてきてくれた。
突如、ウタいだし、「浜崎あゆみ知ってる?」などなど。
すんごく面白い店員さんだったのに愛想なく店を後に。ごめんね~。

途中で見つけたライブハウス。

朝なのにすごい天気!思わず影を撮ってみる。

あと10分でホテルに戻らなきゃ~~。ああ~時間が~~。
ふと、ホテルの前にあった観光案内所に入ってみる。
「普通、一番最初に来るべきとこだよな~」
ああ、ワタシってば何もかも順序が逆。つらつらと見てたら
「地下鉄路線図」発見!きゃ~~!これはN嬢にあげよう♪
そこから更に奥に「地下鉄グッズ」発見!
トランプ購入。は~~。なんとかなったかもかも…。

慌ててホテルに戻り荷物をまとめロビーへ。
もう、迎えの人が来てくださっていた。
帰りの車ではアニタ・ベイカーとパット・メセニー。
なんだかすっごくけだるく切ない。

帰りの空港。お昼だったので
日本は今ちょうど午前一時くらいだな。
旦那も帰っているだろうし電話することに。
しかしっ…小銭を思いっきりチップで置いてきてしまい
公衆電話が使えない~~!

要りもしない切手やお菓子など買って
小銭作ってようやく電話。

「おお!づきちゃん??」久しぶりの声♪
「今群像やってるよ~、録画してるから帰ってから見やあね。」
は~い。なんだか不思議、地球のこっちと向こうよ♪

サイゴに楽しみにしてた「クリスピークリーム」は
お休みだった…のでカットフルーツを食べて

NYの旅・終了~~~っ!!
はあ、楽しかった。
またゼッタイ来る!待ってろよ~NY!!


四日目。 [NYMS]

いよいよ最終日。日曜日の朝の様子を携帯写真に収めながら
7時半、ピック・ア・ベーグルに。

お目当てのベーグルもよいのだが、朝セットがあったので
てっとり早くそちらを頼む。程よくスパイスの効いたポテトと
レタスとトマト・スクランブルエッグにベーグルとコーヒーで$5ちょい。

ポテトがおいしい。ベーグルは…う~ん、日本でも最近はコレくらいは食べれるなと思った。
ベーグルが食べ切れなかったのでペーパーBAGもらってTO GOする。

8時過ぎ、集合場所のホリディ・インへ。
今日は10人位の人数になったそうでロビーで待っていたおばさま方から
「自転車ツアーの方?」「はいそうです…」揃いのスニーカーでやる気マンマンの
3人組のおばさまチームとおしゃべりしているうちにわらわらと人集まり
ボランティアでガイドしてくれるアキツさん
(とってもチャキチャキ気持ちいいおねえさん)
含め12名の大所帯。諸注意を受け。自転車をとりにホテルから更に西へ。
おお!坂の上からハドソン川が。晴れた空になんとも美しい。

タイムワーナーセンターを左手に見つつ自転車野郎たちは一列になって
セントラルパークへ。日曜朝のセントラルパーク内を自転車で駆け抜ける
爽快感は思わず大声で「イエ~イ!」
みんなジョギングしてたりローラースケートしてたりもちろん自転車野郎もいて
思い思いに過しているところを眺めながら緑と光を楽しむ。

トランプタワーが良く見える遊具施設の前で場所の説明と各自自己紹介。
9回目のNY、というツワモノも中にはいたが、大抵の人が初NY。
中には「NYに自分の個展でやってきて、今日が唯一のオフ」なんて陶芸家さんもいたりして
みんなそれぞれにバックグラウンドが面白そう。
しかしNYでは自転車は車道を走らねばならないのでのほほんの走らせていけるのは
公園内くらい?と思いいろいろ雑談&情報交換しながらまたまた北上。

ワタシの自転車だけ赤かった。多分身長の都合で子供向け??

「ワタシはミュージカルに嵌って…」という和歌山の女の子はNY3回目。
十数泊で$500というところに泊まってるんだそうな。
「何故か米と味噌が常備してあって、食べていいの~」
へえ~~。ワタシはシェラトンなの~と話したら
「わ~~!いいなあ、一度泊まってみたい!」
「劇場に近くていいね~~」ああ、みんなみたいに旅&NY慣れてないから…。
「何か観た?出待ちした??」「えっ?してない~。」
「みんなけっこうきさくにサインしてくれるよ~」
「そうそう、もう楽屋口からマイペン持って出てくるもん」「ほお!いいねえマイペンか~」
「シカゴ、ちょいと難しいよね」「あ~、映画二回観といて正解だった。」
「ビリージョエルのは来るたび観る位好きよ♪」などなど…

セントラルパーク内でまたまた休憩。にわかに騒々しい公園内。
救急車は来てたし、ヘリ飛んでるし、NYPD集合してるし。

「今日は5番街でプエルトリカンパレードがあるので
夜アップタウンに行く人はちょっと注意してね~」とアキツさん。
盛り上がったままの大騒ぎになるんだそうな。へえ~~~。
さてさて、公園を出ていよいよハーレムへ。

空が広い!
めったやたらな写真撮影はトラブるもとだから注意ね、とのこと。
でも建物が美しいんだよなあ。趣があって。

ひとまず自転車を置いてアキツさんに見送られ「メモリアル・パブテスト・チャーチ」へ。
おばちゃん、おじちゃんみんな正装。帽子までかぶってとってもカラフルな客席。
舞台に例えたら下手にピアノ、上手にオルガンとドラム。
真ん中の席に信者が座り見学に来たよって人は左右の席にふられる。
唐突にウタはじまる。もらったしおりにも1曲譜面が。
でも聖歌隊のおねえちゃんたちの真似した方が早いなあ~。

牧師さんが先導しるものもあれば青年がたどたどしくリードするものもあり。
みんな「そうだ!」と思うと手を上げたり
拍手したり、立ち上がったり。思い思いの様子。
今朝は(内容はよく分からぬが)おじいさんが独り誉められていた。とてもうれしそう。
たった一時間ほどの参加だったが「やはりコトバは関係ないなあ」実感。
地元信者とワタシの泣き所も拍手しどころも手のあげどころも一緒なんだもん。
NYの旅の中で多分一番ここが「コトバは分からぬが空気を理解できた」
場所だったんじゃないかな~。どこよりもほっとした。

帰りがけに教会の長老のようなおじいちゃんが
「よく来てくれたね、ありがとう~」と握手してくれたがワタシの紅潮した顔を見て
もいちど握手。なんともうれしかった。

お昼は公園でランチ。お店に入っちゃうと結構時間がかかるので…
ということだが予想をはるかに超えておいしかった!!
みんなそれぞれ好きなものをパックに詰めるタイプだったので
アキツさん「お弁当チェ~~ック!」ワタシのを見るやいなや

「すっくな~~~い!」いや、でも朝のベーグル食べないといけないからね、と説明。
しかしそうしたことを後悔するくらいどれもこれもおいしかった。
チキンの煮たもの、オクラのトマト煮、アボガドのみのサラダ
いやあ~どれもこれもワタシ好み♪何故かフォークの変わりにナイフが
2本入っていて「あれ?」「あら~間違えられちゃったね~」
しょーがないのでナイフ二本を箸のように使って食べる。「おお、上手!」

のどかな日曜のお昼。公園には噴水があって子供達が自由に水あそび。
いいねえ。

午後もまだまだ廻るのだ。激しい坂道を登って聖ジョン・ザ・ディヴァイン教会へ。

とてつもなくでっかい。ステンドグラスがすごいと聞いていたがほんとに素晴らしかった。
2001年に火事になったそうで、その時命を落とされた消防士さんのコトが書かれていた。
「9.11より前だったよ、ちょうどそのとき私NYに居て…」と和歌山の彼女。
「テレビのニュースでここの火事、見てた~」おおリアルな。
確かに外壁の一部はまだ網がかかっていた。
でもやっぱりみんなで「修復」しようってことなんだね~。うむうむ。

みんなを待つ12台の自転車たち。

ハーレムを見渡せる丘に連れて行っていただき暑い中アキツさんは
「アタマまわらね~」と言いつつも色々語ってくださった。

私たちからではまるで分からないがまだまだ人種差別・というものは
根深く残っていて「どうも拗ねちゃってる人」が多いのだそうな。
「白人の作った社会に迎合するワケにはいかない」
夢を持てる人はほんの一握り。
周りの環境もあってまっすぐに生きていくことは難しそうだ。
「世の中白と黒だけじゃないのよ、黄色もいるのよ」と感じてほしいと
ハーレムに6年住んでる彼女。ああほんとにそうだよね、一回しかない人生を
諦めや憎しみで彩ってしまうのはなんとももったいない。
今置かれてる自分の境遇を「二・三歩離れて見てみる」ことが
できるといいのになあ。

こんな風に旅に来ることのできる私たちって幸せだ…&本当に知ってもらいたい!
私たちがどれほどブラックカルチャーに憧れて生活しているかを。
黒人のみなさんが歌い継いできた財産を心の支えにしている
イエローが大勢いるってこと。
宗教と政治は外で語るのはNGだけど、多分私たちウタ仲間のウタは
あらゆる問題を越えられるんじゃないか?と大それた想像。
でも、越えることができるからこその「表現」なのだ。
歌詞もわからぬウタにうちの母も旦那も泣いてくれるってのは
やはり音よりもコトバよりも前の段階で人の何かに伝わっているのではないか?

佐山部長のような華麗な表現もある。でも私たちトーシロのウタも充分表現。
ほほ。このまま勘違いしとこう。


コロンビア大~アジアンなコンビニなどに立ち寄り

ハドソン川沿いを気持ちよ~く走りぬけ

夕方ツアー終了。

「や~、今度NY来るときは自転車持ってきたい!」
「こっちで買ったほうが安くない?」
「なんとも気持ちい~~!」
「日に焼けた~~!」
仲良くなった人々とも「またネットでお会いしましょうね~」
ほんと、ステキな世の中。

プエルトリカンパレードの痕跡を確認しつつ(昼間っからやたらハイテンションの輩多し!)
お土産を超特急で探すべくスーパーマーケットへ。

夕方には一旦三木氏へ連絡とらないといけないからダッシュダッシュ!
チョコレートやコーヒーなどなど$40近く買う。重い…。
帰り道運良くハードロックカフェの前も通れたので、ここでも買い物。

旦那の頼まれ物などなど。

馬車たくさん見ました。

修復中のカーネギー。次回は入りたい。

ダッシュでホテルに戻りシャワー浴びてか三木氏と合流。
塚本氏というギタリストさん紹介していただく。
とても晴れ晴れとした表情をされる方で
「この人の音楽聴いてみたい」と思わせる。
塚本氏は夜から所用とのことで、山谷夫妻が入れ替わりに合流し
シェラトンはす向かいのレストランへ。
三木さんはレコード会社を興すべきだ、という山谷氏の言葉にはじまり
この夜も楽しく過させていただいた。奥さまがとってもキュート。
とってもとっても旦那様のことが好きで、そしてそんな奥様を口ではけっこう
ヒドいこと言いながらも愛するがゆえに色々心配しちゃって
…なんともステキなカップルだった。
三木夫婦、ウチの夫婦は自称「変り種夫婦」のため
二人のやりとりがとってもほほえましくあり、ほっとする。

かくして最終日の夜も「お姫様気分」で終了。
寝付けずベッドにもぐって読書。ホントにこの旅、寝てない~。







三日目。 [NYMS]

朝。42ND STREETのYOSHINOYAへ。
たしか1日目に発見したお店。
あのオレンジを探すと見つからない(でも遠くから見ると見つかる)
店内はまるでMacのよう。
確かに牛丼だった。お茶は有料。
プラのコップに入れてもらうあたりがなんだか不思議。

ちょうど正午で倒れそうに暑い。「食べ疲れた…」
思った以上に量があった。やはりNY。ホテルに戻りしばし休憩。
人を待つ都合もありのんびりモード。

13時過ぎ、仕事を済ませた三木氏・佐山氏と待ち合わせをして
「三木さんのNY」という場所へ案内してもらう。
3人で5thアベニューまでてくてく。
「NYに来たねえ!」「そうですねえ!」とおのぼりな二人。
「もう5thアベニューには行かれました?」と三木氏。
すいません、はなっからワタシの予定には無くて…
ブランド物に興味がはなっからないんですわ~。

トランプタワーというビルの地下にてお茶。
都会のどまんなかなのになんだか滝あり緑あり銅の壁あり
キラキラとまぶしいエリア。
この手入れに毎日とんでもない手間とお金をかけている
その無駄さ加減が凄いとの話。なるほど~。
三木氏の長きに渡るNY経験、昨日のライブの話など伺う。

さあ、この後どこ見たいですか?の問いに佐山氏
「新しくなったMoMAに行きたいな」
というわけで入り口周辺を見てストアにてお土産物色。
娘さんのバースデープレゼントを買ってらっしゃった。

合流するヤマタニ氏より電話が入ったため後ろ髪ひかれつつ
地下鉄でダウンタウンへ。曲のタイトル通り「A列車で!」
行くためにホームてくてくあるいたり、潜ってる間にあっという間に
夕立が来たようで一旦地上に出られないなど紆余曲折あったが
またまた一人加わり4人でウェストブロードウェイ沿いの
イタリアンのお店へ。

働いてる人もみなイタリアンな顔立ち。
三木氏はイタリア語でお店の人に話しかける。すごいな~。
ぜったいワタシでは来ないお店だわ。
もう、アイロンの効いたリネン類からすっごくすっごくおしゃれ。
ヤマタニ氏から「ところで笹沼さんは何をされてらっしゃるんですか?」
と聞かれる!「あ…派遣で事務やってます…」

そうだよね、このテーブルにはピアニストとデザイナーとフォトグラファーが
居るのですもの。何故ワタシここに??
「彼女は普通の女の子。」と佐山氏。そうなんです、いたって平凡な。

サラダとカルパッチョ、お肉とパスタ、デザートとエスプレッソを
食べてる間の会話もなんともグローバルで自分は聞いてるばかりに
なってしまったが楽しかった。ヤマタニ氏の
「いい写真は音が聞こえるんです」のコトバにナットク。

NYにてイベントができそうな楽しいお話も伺う。
また夕立が激しくなってきたたがワタシの夜の都合もあり
全員ワタシのホテルに移動。シェラトン一階のバーで飲み直しする
男性3人に別れを告げ、アンバサダー劇場へ。

雨もあがり、あっという間に劇場には着けたが
お客さんが入り口前にあふれかえっていた。
入ってみてナットク、ロビーが無い。しかしここも客席・舞台ともに
カーブがありゆかしい気分の劇場で、ステキ。

おっそろしいことに上手寄りではあったが一列目!きゃー。
踊り子さんたちとバシバシ目があう。しかしどういうポジショニングで歌い
踊ってるのかあまりの近さに分からず。
映画を2回見ておいてよかった。舞台真ん中にドカンとビッグバンドが
陣取り演奏者も見たいし、指揮者もいい味出してるし、キャストも見たい。
ああこれも忙しい。

舞台のよさを生かした構成に引き込まれる。
大道具ほとんどなし、小道具ひとつでセクシーなダンサーは
囚人になり、記者になり、陪審員になり、無駄がなくスピーディ。
ライブ感がある。あと、キャストは基本的に上手と下手に置かれた
椅子に座っていて常に舞台上にいるという緊張感のある演出も
面白かった。舞台を見慣れてない人だとちょっとおいてきぼり
くいそうなこの構成。テキストの面白さを伝えたいと思ったのが
きっと映画版を作る発端になったんじゃないかな。

ロキシー役が正にブロードウェイのイメージ通りでうれしかった。
冴えない亭主・エイモス役が一番受けてたのがとっても印象的。
アンサンブルの場面も見事だったな~。
劇場内の売り子さんたち、会場の案内の人に到るまで誇りを持って
仕事しているのだろう、チームの一体感を感じた劇場だった。

終演後お客さんが「ALL THAT JAZZ♪」と口づさみながら
街に消えていくのもステキ。わたしも例に漏れずでしたが。
映画で「ALL THAT JAZZ」を「なんでもあり」と訳してて
ほんとにそうそう♪と思いつつお土産屋さんちょっと物色。
ああ、まだ何もお土産買ってないよ…
11時になり、今日はもう独りなのでホテルに戻る。
はあ~~~。明日は最終日だっ。



二日目。 [NYMS]

朝。うつらうつらして「あ~タイムズスクエアに行かなきゃ…」
とのろのろ準備してたらホテルのドアが空く。「ソーリー」…ガシャ。
えっ、まだ8時半でもう掃除したいんですかい!?
そうかあ~、それならば…とダッシュで準備してチップ机に置いて外へ。
ところが外は、バケツを引っくり返したような雨!うわ~~。カサはあるけど
今出てきたくな~~い。入り口は雨の様子を伺うワタシみたいなヤツ、通り
すがりで雨宿りしてる人、タクシー待ちの人、カサを売りつけにくる人、単純に待ち合わせ
してる人などなど…で「くちゃくちゃ」に。「通行の邪魔だから、階段下りて~!」
ホテル従業員から指導入るも、こんな土砂降りのとき出ていけないよ…
部屋は今頃掃除してくれちゃってるだろうし。
…ちょっと勢いが弱まったのでカサさして出陣。

しかし、ワタシも気にしない性質のだけどNYの人更に気にしなさ過ぎ!
こんな激しい雨でもカサささない人多いんだもんなあ~。
新聞アタマにかざしたところでダメだって。道すがらどれだけ
「本当のずぶぬれ」の人に遭ったことか。
あのー、下着透けちゃってるんですけど…
泳いできたみたいになってるんですけど…
またまた心の中でダメだししながらタイムズスクエアへ。

TKTS西のビジターセンターではPCが10分無料で使えるという
情報を入手してたので旦那との約束:日に一度の連絡をメールで入れるため
朝の空いてるうちにやってきたのだ。早速さくさくっとローマ字でメールして
ビジターセンター内見学。主にミュージカル見る人のチケット購入お手伝いスポット
というカンジがしたが切手なども売ってて便利♪安全なトイレもあるのでお借りして、地下鉄へ。
和田アキコさんも番組で上手く乗れなかったよなあ~。
とこわごわメトロカード通す。「もっと早く通しなさいな」と表示出る。
えっ、これくらいか?も一度通す。「いけ!」の表示がでた。あ~よかったあ。

タイムズスクエアから乗り換えしてメトロポリタン美術館を目指したかったのだが
乗り換えたつもりが外にでてしまいでここはどこよ、とくるくるしてたら
あっ、昨日車で通ったところだ…なんともラッキー。
雨もあがり、並木道が美しい。セントラルパークを左に見つつ
ひたすら北へてくてく。なんとも映画に出てきそう(そしてホントに出てるんだろう)
な街並みを眺めつつMETを目指す。

10時過ぎ、とんでもなく大きな入り口の前へ。「なんと」ショック!
あの有名な建物はただいま修復中のようで網がかぶせられていた。
気を取り直して入場。広~い!荷物チェック受け空いてるブースで
$15払いピンクのバッジをもらう。それをみんなつけて歩いてるからこれが
入場チケット代わりなのね、そうかあ。インフォメーションデスクで
パンフレットもらい日本語ツアーの時間までショップ見たりして待つ。

日本語ツアーはMETの職員さんが主な見所を1時間くらい説明して
廻ってくれる。集合場所に集まった人が参加者・途中から参加も消えるもOK
という楽なスタイル。ブルーのペイズリーのスカートが似合う女性に引き連れられ
広~いMET内をくるくる。はじめは数名で
「いつもより参加人数が少ないので声を張り上げなくて助かります」
そのうちわらわら増えていきましたが。
デンドゥール神殿に始まり

甲冑、タペストリー、建築、内装…後半に絵画の紹介があり

それほど見慣れてないワタシとかにとっては見方も教えてくださりとても面白かった♪
特にガイドの女性が熱心にフェルメールの絵を解説されていたので
解散後もう一度フェルメール見に行く。

「この前ドイツから帰ってきたばかり」の作品もありラッキー。
もっともっと人が多いのだろうと思っていたがなんとものどか。
はっきり言ってどの絵も「独り占め状態」。
これだけでも飛行機に乗ってくる価値はあるよね~。
山ほどの名画の中でも特に印象的だったのはゴッホの糸杉の絵。
ひゃあ~ホンモノの迫力。印刷や写真ではわからない絵の具の
盛り方が糸杉の止まない成長・まるでまだ絵の中でも成長しているのではと
思う位迫ってきた。感激。

ココロの栄養はフルチャージなのだが朝部屋でリンゴ食べてから
何も食べてないままいつのまにかお昼を過ぎてしまったことに気付く。
空腹に勝てず。館内のデリをいくつかチェックしていたがタイミング悪く
お昼の混雑で人並んでいたため諦め屋上庭園へ。うわ、暑い!
そしてひろがるビル群。うわわわ~。ステキだ~。

ベンダーがあったのでパウンドケーキ購入。ベンチで食べる。
おいしかったけど確か4ドル近かった!高いな~。でもまだ見たいし…。

そうなのだ。18ある部門の中に「楽器」を見つけてしまったからには行かなきゃね~。
屋上に別れを告げ楽器部門へ。おお、どうやって演奏してたのか不明な管楽器
お金持ちの装飾品でしかなかったようなデコラティブな鍵盤楽器
とっても素朴な叩きモノたち、アジアの楽器たち。いやあもっと時間がほしい。
特に気になったのはピアノの外観にオルガンのベースがついたハープシコード。

両性具有のようなフォルムが「どんな曲演奏してたんだろう」聴きたいな~。

も一度お土産屋覗きポストカード買っていよいよ時間が無いのでMETを後にする。
さあ、空も晴れ渡ってきましたよ。地下鉄に乗ってグランドセントラルを目指す。
慣れたふりして乗っていたら乗り過ごしてしまいまたまた失敗。
昼間は女の子独りでも充分安全、大丈夫な地下鉄であった。
一日乗車券は$7、一回乗るなら$2、分かりやすくていいよね。
グランドセントラル駅のスケールの広さにもびっくり!きれい~。

そうそう、ここではチーズケーキ買うんだった。時間があればここでお昼も
と思っていたがもう時間無いな~。ジュニアーズのチーズケーキ買って
シカゴのチケットをもらいに旅行会社へ。
地図で場所は確認していたのだが完全に1本東と間違えていて
場所が見つけられず半べそ。暑いし~、キタノに行く時間迫ってきてるし~。
もう一度冷静に街中で地図広げて「あ~、もうひとつ西の道だ~!」
ビル見つけようやくチケットGET。はあ~。これでホテルに帰れる(泣)
どうも地下鉄に乗るには微妙な位置。歩いてホテルまで。
おお、こんなとこにラジオシティミュージックホールが!
いかんいかん、急がなきゃ。しかしおなか空いた~。
ベンダーでホットドッグ買う。$1。お値段に見合ってちょうどすぐ
食べれちゃう量で「これ日本人向け~。」30半ばのオンナがミッドタウン内で
どうよ、と思いつつもホットドッグ食べながらホテルに帰る。

もう汗だくだったのでダッシュで冷たいシャワー浴びて着替え
(この、夜に向けて着替えるという作業もちょっと楽しかった…姫モードとでも言いましょうか)
買ってきたチーズケーキを食べてみる。
三口で「う~ん、ここまでだ」やはりけっこう甘い。&粉っぽいような気がした。
もっと練ってくれよ~。と言いたい。また帰ってきてから食べよう…

シェラトンとキタノは微妙な位置。地下鉄使うなら1駅なのだが
それ以上に歩かねばならぬ。まだまだ真昼間なのでちょっとでも歩きたくない。
汗かいちゃうもんね。というわけで地下鉄降りててくてく。俄かに空曇ってきた。
えっまさか雨?勘弁して~。朝みたいに降られたら最悪っ。ちょっと小走りになる。

そしてついに遂にキタノへ。日本語の通じるフロント、ほっとするわ~。

バーラウンジの場所を聞き、2階へ。
旅前に「5時にお越しいただければお席の確保は大丈夫かと…」
というメールをいただいていたのでドキドキしていたのだが
あれ?あれれ?お客さん少ない。メンバーも今リハーサルしてるみたい。
見晴らしの良いカウンターに座るとバーテンのお兄ちゃん

「何にしましょ?」「ソフトドリンク何があります?」
「コーラ、ジンジャーエール…」「ジンジャーエールで」
「今日はミニマムチャージ$10なんですけど~」「じゃ、おすしをください」
「これは6時以降しか注文していただけないので、6時以降にお願いします」「はいよ」

みたいな会話をしているうちにカメラを持ってうろうろしていた瀬木氏に
発見される。「やあやあ~来たんだ~」「はい~来ちゃいました♪」
M’sがリハしてるうちに船でみんなどんな風に過していたかなどお話お伺いする。
「今日演奏6時からなんですよね」「そうそう、早いよね」
「みなさんは何時にここへ?」「5時入りだったけど」あらまあ。さっきじゃん。

ギター井上氏はスタッフ並にうろうろしてらっしゃったがEric Alexander氏もやってきて
ものすごーくゆるーくリハ。思った以上に関係者・おとりまきが少ない。
まあ、レコーディングするわけでもないからこんなもんなのかな、普段のM’sと
変わらないわね…なんて思っていたらリハ終了。カウンター通り過ぎていく
大坂氏に挨拶。ちょっとびっくりしてらっしゃった。佐山氏にも挨拶。
「おお~!」「高橋さんじゃないですけど”来ちゃった~♪”」
小井氏にも挨拶(小井さんはワタシがNYに来るのを知ってたので)
「いやあ、聞いてはいたけど、来たね~」「来ましたよ~」
船の中の話、ミュージカルの話などいろいろしていただく。
バーのマネージャー春日氏にも挨拶。「今日始まりが早いんで
あまり雰囲気なくて…すいません」確かに演奏者の後ろの窓から
見える風景は「真昼間NY」。今回、通常のライブの前に行われる形
だからしょうがないよね。でも動員は大丈夫なのかなあ?

6時も過ぎ、日本人ばかりで埋まったラウンジにて演奏スタート。
クレオパトラだ~。けっこうみんな神妙に、一音も聞き逃すまいと
真剣に聞いている。私はいつもの音聴いてほっとしたのか
猛烈な睡魔にイッキに襲われる(何てこと!)しかし、薄れ行く意識の中で
思ったのは「マサちゃんズはどこに行ってもマサちゃんズ」だ。
切れ味のよい大坂さん、おしんな小井さん、守りも攻めも監督もするよの佐山さん
みんなちょっとした傷や「およ?」と思う部分が無かったわけではないが
ドキドキするような瞬間もいつものようにあり、このトリオのチャーミングさは
充分お客さんに伝わった気がする。日本人が多い割には場内が
「未知との遭遇」な雰囲気だったので、マサちゃんズを聴くのは初めて
という人は相当多かったような気がした。

井上氏とAlexander氏が入るとこれまた3人はがしっとバックへ廻る。
このあたりもいつものかっこよさ。

1部は相当夢の中だったけど2部は割としっかり聴いていた。
2部はじめは飛び入りでTpの岡崎氏(最近NYに修行に来ているとのこと)
も加わり豪華!やんややんやの曲もよかったけど終盤のセテンブロ
うれしかったな~。あと、大坂昌彦作品集も美しかった。
ファインルージュとエクステンディッドプレイ。
(急にこの曲入ったのか小井さんは譜面なしで演奏してた?
かなりさぐって弾いてたのが印象的)
どんな風にオリジナルがみんなの心に届くのかな?
ちょっと聴く方も力が入るってもんです。予想以上に初めて聴いたお客さん達
とっても好反応。ふふふ。やったね。佐山さんは最後の最後に大坂さんの
フレーズ聞き逃し大失敗。それもご愛嬌ですが、よくよく考えたら佐山さんの曲じゃん!

2部はカウンターも客席も満席となり、諦めて帰っていく人も何人かいた。
「この店のこんな賑わいは初めて見た」とお客さん。普段はよほど地味に
営業してるのね…ワタシの隣にいらっしゃった白人のご夫婦、大変ノリノリで
聴いてくださり演奏後佐山さんに「よかったわ~すばらしい!」とからみ?まくっていた。
飛鳥のお客さんもわざわざ聴きに来てくださったようで演奏後もわいのわいの。
小井さんもベース片付けるのに四苦八苦。
サイン攻めに遭っていた佐山氏を待って挨拶しようとしたら
キタノの控えで待て、とのこと。
連れられていったらそこにはダルマードのじゅんちゃんが!
「おお~!」再会@NY。ということはこのガッチリした男性は…
ダルマのご主人ですかあ!「や~ごめんなさいまさかそうだとは…」
だって、ダルマに居れば間違いなく分かるけどねえ…
お二人のお部屋にてちゃっかりいろいろおしゃべり。

いやあ~さすが最高級ホテル。わたしの部屋とは大違いだわ~
ほっとするつくりになっている。聞くと、ダルマペアは今日がサイゴの夜なんだそうな。
佐山氏ご一行やってきてタバコ休憩。大坂・小井の両氏は明日下船のため
瀬木氏に連れられ早々に船に戻ったそうな。あらま~。
「今からちょっと祝杯あげに行きましょうか」キタノ出て約10名で夜のミッドタウンへ。
でも今日はライブ早かったからまだ9時過ぎなのね~。変なかんじ。
ちょっとジプシーしてみんなでメキシカンなお店に。
「うわ~こういうレストランに入るのは諦めてたからうれし~」
「女の子独りで、食事大変だったでしょう」
「ま、その部分は初めからほぼ期待してなかったので…」
今回のライブ仕切り・三木氏がやたらと心配してくださる。
わいわいとお食事。(しかし、あまりにも大勢で食べていたためあまり味
覚えてない:ちょっと緊張?)ギターの井上氏は来月名古屋にいらっしゃるそうな。
「うわ~!じゃ聴きに行きます!」スターアイズだって。なんだか不思議。
ちょっと力哉さんの話で盛り上がる。独り$20の割り勘となり次なるお店へ。
「え、どこに行くんですか?」「今回候補に挙がっていたお店。」
「クレオパトラズ・ニードルズって言うんだって。名前がいいじゃん」「そおですね~」
既に12時頃ということも忘れ「ま、帰りも誰かが何とかしてくれるだろお」

グランドセントラル駅から深夜の地下鉄に潜入。
地下鉄は24時間動いてるらしいがこんな深夜に乗ることになるとは…
「みんな~離れないように!」異様に団体行動。ハーレムまでは行かないけど
そちら方面ということもあり黒人度高いホーム。確かにお昼間とは違う雰囲気。
そしてやったら電車来ない。乗り換えもあり、結構時間かかり
目的のお店に着く。もう1時近かったがお店は満員で「あらどうしましょう」
とお店の前で呆然としていたら「ああ~、佐山さんっ!」今日小井さんがベースを
借りた塩田さんが店の前に!彼の口利きで一つのテーブルにさせていただく。ラッキー。
お店の中は演奏もやってるけどデカイモニターではテレビも流れ
フツーにバーとして利用してる人、食事してる人なんだかわいわいしていた。
これはお店としては面白いけど、マサちゃんズってかんじではないなあ。
キタノのほうが雰囲気。

四月の思い出がはじまり、続々ソロが変わって延々と演奏は続く。
こりゃリズムセクション演奏しっぱなしで大変だなあ…おお、ドラムは日本人の
おねえちゃんじゃん!塩田氏曰く「21歳。」うわ~すごい。
今からこちらで揉まれるというのは大変なことだろう。
佐山さんも「あのコ、センシティブなドラム叩くね…疲れてるけど。」
女性的な部分がいいカンジで出ているってことかしら。
フルート、ペット(大勢)ソプラノサックス(大勢)いろんなソロがいて面白かった。
構えと音で大体「この人こんな性格の人なんじゃない~?」みたいなものが判る。
それだけ他人の演奏おかまいなしに自分の持ってるもの出してる。
岡崎さんのソロはやはりほっとする。圧倒的に上手いということ以外にも
何かあるんだよなあ~やはり姿勢?

なが~いなが~い1曲が終わった後、佐山さん今日のセッションの仕切りの
黒人のオヤジさんの呼び込みで乱入。ベースは塩田さん、ドラムはそのおやじはん
ソロはまたまた続々並んでますね…やっぱ、悪いけど佐山さんは違うなあ。

自分のことも言うしソロの話もちゃんと聞いてあげてる。自分のこと喋るときも
相手をちゃんと捉えてひとりよがらない。そのうえみんなが大喜び。
その後もおじいさんおばあさんのウタあり、なんだか賑やかなセッションであった。


一日目。 [NYMS]

旦那に堀田まで送ってもらって名鉄で空港まで。
はあ、トランク重い。帰りが今から思いやられる。
初めてのセントレア♪チェックインにNWのカウンターへ行くとき
手前で人員整理の男性に声かけられる。

「どちらまでご旅行ですか?」
「NYです。」
「おお、NYに行きたいか~?ですね!」
「うぉ~っ!そうです。」
「はっはっはっ、ありがとうございます、乗ってくださって。」

よっぽど私の顔・嬉しそうだったのかなあ。
なんだか旅の初めから楽しい気分♪
荷物預けて薬局で足りない小間物買ったりしてるうちに
大変な忘れ物に気付く。「ああ~!英会話の本置いてきた!」
昨日の昨日まで電車で読んでたからなあ~。ああ、どうしよう。
何も無しで行くのは怖いわ。本屋に寄り、一冊購入。
ま、見れるかどうか分からぬがお守り代わりということで。

免税店で旦那に頼まれたタバコ買い、自分の化粧品とか買おうかな~
とうろうろしてたら「づきさ~ん」と声が。
なんとA島さんが働いていた!びつくり。
あまりお客さんもいない時間帯だったためけっこうゆっくりおしゃべり。
最近セントレアに転職したとか。
オウチから近くなってそれはそれはいい勤め先だなあ。

よくマサちゃんズも聴いてくれてる人なので
今から行ってくると話したら「ええっ!」とのけぞりながらも
「楽しんできてね~」やあ、なんだか楽しいぞセントレア。

「お客様の声」が、かわいい。

さてさて、何もかも初づくしの旅。
12時間の飛行機、緊張してたのか、行きはと~っても長く感じられた。
NWのエコノミーには個人個人のモニターとかなく
映画も2本ほどやってたみたいだけどタイミング悪く
うつらうつらして眠りから覚めると「あっ何かやってる…」結局見なかった。
持ってったブロードウェイの本を読み、機内ラジオ聴いたりMD聴いたりして過す。
(初日行動したかったからできるだけ寝ようと努力もした。)

夕食食べて機内暗くなってしばらくして朝食でてきたな~と思ったら
「あと50分でJFKに到着です」うわ~い!窓開ける。アメリカ上陸だあ!
どんどん近づく風景を眺める。なんだかキレイ~。
おお、どこの家にもプールがある、きっと高級住宅街ね!
道がまっすぐ!きゃ~~アメリカなのね~!

入国審査。指紋とられ荷物受け取りお迎えの人がいるはずのゲートへ。
ゲートはハの字になっててどちらにいらっしゃるのかな~、と探す。…らしき人、居ず。
思わず旅程表出して点検。あれ~、いろんな人が紙やら板やら持ってるけど
私の旅行社の人居ない…ええ~っ!どういうことだ~!あっちへうろうろ、
こっちへうろうろ。ほんとにどーしよーと思っていたら
「ささぬまさ~ん」あっ!よかった(泣)

今日は私以外に何組か空港→ミッドタウンの人がいて
続々その人たちをピックアップしていたそうな。
で、のろのろしていた私が一番最後だったようだ。

「ってことはわたし待ちでした??」
「まあ、そうなんですけど気にしないで下さい」
そうよね~、私だってさっきまで待たされてたんだから。
しかし皆様をお待たせしてしまったので両替もせず(!)車に乗り込む。

すんごいいい天気!暑い!
「数日前からなんだか夏が来ちゃいましてね~」
ラジオからは絶妙のタイミングでビリー・ジョエル!
うわ、私のツボ押さえまくり~!

車はちょっとした夕方の渋滞に巻き込まれながら行く。
滞在の諸注意を聞きつつ車内はそれでもわくわくムード。
イーストリバーの手前ごろから巨大なビル群が見えてきた。
助手席に乗せてもらった私「わ~!」
「初めて見ると、やっぱ感動しますよね」でかい~!

アッパーイーストからセントラルパークの横を通り
夕方5時半過ぎ、ホテル着。チェックインを手伝ってくれる
女性に引き継がれ私だけロビーへ。やっとここで両替。ああ、ほっとした。
旅行会社の女性に勧められエンパイアビルのチケットとメトロカードの
一日券買って即座に部屋へ。21階で眺望は冴えないけど4泊するには
そこそこのお部屋。ワタシ的には精一杯出せるところ。
独りだからね~でも、二人だと狭いかなあ…

ダッシュで着替え、タイムズスクエアへ。
できたら「MOVIN'OUT」観たい!あるかなあ~ソワレのチケット。
地図で行き方一度復習していざいざTKTSへ。
暑いからだろうかいろんな匂いがしていて
歌舞伎町というか、道頓堀というか、やはり町だね~。
名古屋には無い匂いがする。「臭い。」
お姉ちゃんたち服露出しすぎだし&その腹でそういう
服着ちゃいかんだろう。ココロの中では
ダメだしブザー鳴りっぱなし。自分のことは棚に上げまくり。

さてさてTKTSに着き電光掲示板に「MOVIN’OUT」
あるかどうか見る。あったあ!列の最後を探し並んだが
この時間だとピーク後なのかあっという間(3分も並ばなかった)
にチケットブースまでたどりつく。

T/Cは使えるの?使えないよなどなどやりとりして
$50+手数料$3にてチケットGET!わ~い♪日本で手配するより断然安くて簡単♪
支払いを済ませTKTSのブースから出た瞬間に
小銭をめぐんでくれと背の高い老人が手を出して詰め寄ってきたが
「???」という表情とともにさっさと立ち去る。
このへん英語ホントに理解できてないから便利。

開演までちょうど一時間。終わると10時だから
何か食べとかなきゃな~。何にしよう。
一時間といっても余裕持って劇場行きたいし、あんま時間ないぞ。
すでにネットで随分研究した42NDSTREETへ。
くるくるした結果「ど派手マック」にてクリスピーチキンサンドと
ジュースを注文することにする。しかし、注文したらセットになっていた。
まあ、いいかあ~。お姉ちゃん私の「単品で」が理解できなかったんだな~。

飲んでも飲んでもなくならないジュース(やたらとでかい)
をそれでも飲み終えリチャードロジャース劇場へ。
まだこんなに明るい。8時前なのに。

うふふ。まず名前がいいよね。
中に入ったら思っていたよりもロビーなどこじんまりとしていた。
歴史ある感じ。エントランスで「階段上がってね」と言われ
階段の踊り場で「あなたは右ね」と言われ客席の前でまた
チケットチェックされ「この子そっちのほうだからお願い~」
みたいなこと言われ私の席の近くにスタンバッてた女性に
「ここの列ね~」みたいなこと言われ

「完全なる人海戦術」

により席に着こうとしたら「ちょと待って!」
ええ?プレイビル(パンフレット)もらい忘れていた。
おお、いかんいかん。かなり下手の端ではあったが
全体が見渡せていいかんじ。確か明後日のシカゴは
前のほうだから今日はお客さんと劇場の雰囲気も楽しめるなあ♪
 
下手側隣に白人のおじちゃんが。ワタシよりも後に
TKTSで買ったのかな?
「えくすきゅーずみー、めいあいごーするぅ?」←現場でよく使ったコトバ。
開演前に地下のトイレへ。妙に巨大なパウダールームもあり
ああ、社交場ってカンジ。みんな街を徘徊してた輩より
「ちょっとおしゃれ」して来ていることがよく分かった。
束ねてる髪は下ろし、もしくはキレイにアップにして
ワンピースに目立つネックレスを合わせお化粧直しに余念がない。
いいねえ。手を洗うところにお金を入れるお皿のようなものがあり
&ペーパータオルを手渡してくれるおねえちゃんがいた。
お礼を言って出てきてから「あ~チップ置くとこだったのね」
時すでに遅し。気をとりなおし、おじさんににっこり笑いかけ自分の席へ。

さてさて幕が開いた瞬間にピアノを中心にバンドがドーンと正面に。
「えっ!?普通のコンサートみたいなんだけど」と思ったら
おおおお!バンドごと宙に浮いて舞台の後方&上へ。
なんという大仕掛け!しかもビリーの若い頃の声に
そっっっくりなピアノ&ヴォーカル。
パーカッションもコーラスもやってしまう芸達者なホーンセクション。

最初はバンドに目がいってしまってしょうがなかったのだが、
トワイラサープ振付のダンスがこれまたバレエ寄りで美しいっ。
全編台詞無しでウタと踊りで構成されていくのだが、社会的な
メッセージの曲も沢山残しているビリーだけにただの「青春グラフティ」に
終わらない筋立てが良かった。
戦争の悲惨さを表現している場面に日本人?東洋系の女性ダンサーが
起用されてて他のキャストには出せない雰囲気を醸しだしていた。
ちょっと嬉しい。他のシーンでも別の役で出ててよく持ち上げられてた。
明らかにアメリカンな女性達より軽いってのもあるんだろうなあ。

そして一番楽しみにしてたのはお客さんの熱さ!
やはり違う~。ノリがいい。自分にピン!ときた踊りだったりすると
話の途中でも拍手喝采、隣のおじさんも声上げていた。
エンディングはお客さん総立ち!まるでアンコールのように
バンドのみで「ニューヨークステイト・オン・マインド」演奏。
きゃ~~~っ。かっこいい~。
サイゴにずっと横姿だったピアノの君が正面向いて挨拶をした。
「あっ…」想像以上にアータ、横幅あるんですね…
そのままずっと横向いててもらいたかった…ああかなり残念。
でもここは肥満大国アメリカですものね、肥満のうちには入りませんけどね…

はあ、楽しかった~。劇場を出ると「ねーちゃん乗ってきなよ~」
自転車タクシーの兄ちゃんが勢揃いでお出迎え&客引き。
ちょっと乗ってみたい気もするけど
大勢の人にまぎれてできるだけ早々にホテルまで戻らねば。
10時過ぎ、女の子の独り歩きだもんね~。みんなどっかでごはん
食べたりするんだろうなあ~ワタシもどこかでちょっと食料を調達せねば。

ホテルに帰る途中でどこかに入るつもりでいたのだが
「どこに入ろう…ここは混んでるなあ、ここは怪しいなあ、ここは不味そう」
とパスしてるうちにホテルまで帰ってきてしまった。
あら、案外近かった♪はっ、いかんいかん。お水その他買わねば。
というわけでホテルを50メートルほど通過したデリに入る。
ごはんはいいや~とにかくお水。カゴを抱えてレジに行ったが
ワタシの前のお客さんが片言英語で注文に苦戦&大量に注文
していた($30ぶんくらい)ため待たされる。
レジそばにリンゴがあったので「おお♪」ビッグ・アップルで食べる
リンゴってうっれしいよなあ~。カゴへ。

ホテルに戻ったのが10時30分頃。明日のために早く寝ようと
するのだが興奮してて眠れず。ひたすらテレビ見るのであった。
ああ、スーパーマンの奥さんの看病インタビュー…(ZZZ)



オール・ザット・ジャズ。 [NYMS]

ちょっとした見当違いが重なり
土曜の夜は「シカゴ」鑑賞。
これだけは唯一きちんと予約済み。

宿から100メートル離れてない劇場なので
内容も知らず予約。予習しといた方がいいなと
慌てて日曜にDVDレンタルしてきた。

しかし!これが見事に
ビンゴでした~。面白かった♪
時代は1920年代のシカゴ。
キュートな主人公を守る弁護士が
「彼女は酒とジャズにおぼれなかったら殺人なんか
しなかった」と言うシーンがあるのだけど
うんうんうん。ワタシだってジャズさえ知らなきゃ
こんな放蕩主婦にはならなかったわ、と
小さく共感。

さっきもちょっと早回ししながら
旦那と観。「なんで殺人者がちやほやされるんだ」
と突っ込みいれながらも「面白いね」
ほんとう、良く考えられてる。
舞台も楽しみ。

というわけで朝になったら
「なんでもあり」の町に向けてでかけるよ~。

あ、まだまだ準備が。
ほんとでかけられるのかいな…。


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スーツケース。 [NYMS]

を借りる都合でこのところ
実家と連絡とっていて
母が「もう会えないの~?」などと
さびしげな発言するので
ひとまず父の仕事場に行ってきた。

何年たっても娘なんだなあ。
母とても心配そうだった。
たった6日間なのに。

ありがたい気分とともに
帰宅。少し遅くなって
旦那「いいよ」といいつつも
マシンガンのように喋ってきた。

なんだかなかなかスーツケースに
モノ納められない。
気付いたら4時。はああ。


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寒いの?暑いの? [NYMS]

ユニオンスクエアのライブカメラなどなど
見てるのですが
映像だけだと「なんだか暑そう」
でもでも気温見ると「寒い」のよね~。
私にとって。
ま、一日の気温差が激しいらしいのですが…。

どうも劇場は冷え冷えらしいし
上着は必須みたいだけど
どのジャケット持って行くかで
気分も・行動範囲も変わるような気が。

下手すると去年5月のソウル行きと
同じ格好になりそうで
それだけは避けたいワタシなのだった。


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