メール更新:ナツの感想文。 [ナツヅキ05。]
今日はNY並の移動時間。
遠藤周作を一冊読んで反芻しながらの帰り道になった。
「わたしが・棄てた・女」
吉岡とミツのような出会いと交わりはあたりまえのようにあること。
しかし男と女では哀しい位とらえかたが違うのだ。
最近は女の子も強くなり(無理矢理強くさせられ?)
ミツのような女は笑われて終わりなのかもしれない。
でも一途で一生懸命なミツがわたしは眩しい。
人と人が出会うということは何らかの傷を負う、ということ。
でもミツはその傷をずっとずっと大事にして逝った。
最期の力を振り絞って「さよなら」という相手
願わくばその相手から愛されていたい。
ミツはそうではなかった、でもそう言える自分に後悔はなかったんじゃないかな。
彼女にとっては愛されてるかどうかなんて関係ない。
おった傷まで大事にした女。
世間の観念からいけばひどく不幸だけどなんだかそうは思えない。
自分のココロの底に沈澱している傷に光があてられたような。
「いいんだよ」と優しく言われてるような
そんな気持ちにさせられた。
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帰ってきたぜ~!
朝電車に乗ったのが7時。
金山に着いたのが9時。
やっちまったぜ~~~!
でも行きのNYより楽だったな。
あたりまえか。
2005-08-11 19:30
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